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実践 数秘術 (GAIA BOOKS)実践 数秘術 (GAIA BOOKS)
Dawne Kovan  小川真弓

産調出版 2009-06-01
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 【実践 数秘術】

 (Dawne Kovan小川真弓訳/ガイアブックス/2009)

 

2010.7.27 レビュー

 

この本はまずその特徴的なスタイル(正方形に近いコンパクトな装丁)に驚く方が多いのではないだろうか。そして中身を見てみると、そのグラビアの多さにまた驚くこと請け合いである。

 

発行元は日本の会社だが、写真を多用した判りやすい構成は日本の従来の数秘術本には見られない特徴的なものである。

 

本著の中身は巷に溢れている数秘術本と殆ど変わりは無く、数秘術の歴史、その人物を構成する基本的な数字(普遍数・人格数・運命数他)の解説、数の相互作用や組み合わせについて、相性診断、未来予測(個人年)、そして占星術やタロットとの関係などのコンテンツで構成されている。

 

また昨今の数秘術本に見られるように、本著もスピリチュアリズムを前面に打ち出しており、更にある種の宗教観も盛り込まれている。(例「近年では希薄になりつつある神とのつながりを取り戻すこともできるでしょう。」p14)

 

普遍数の解説に代表されるように、本著での各数字の解説は割と短文で纏められておりわかりやすい。ちなみに本著では現代数秘術で専ら使用されている1〜9、11、22をその体系に採用している。そしてそれらの数字以外にも「0(ゼロ)」の解説を試みているのが興味深い。

 

初めにも書いたように、本著内の各種のグラビア(俳優等の人物・天体・絵画等)は、従来の数秘術本に比べ、各数字のイメージを理解する上で大いに役立つツールとして機能している。それはまるでタロットカードの各象意をあたかもその絵を見ながら寓意を掴んで覚えていくかのようである。

 

また簡単な表(各数字の基本原理・心理機能・様相等)もあるので、暗記式学習も可能である。

 

その後は人格数(姓名数)・運命数(基本数・ライフパス)・生まれ日の数字の意味の解説に流れ、これらだけで全体の半分以上を占める。但し初めの普遍数の部分をしっかりマスターしていれば、それ以降の理解は難しくは無いだろう。

 

本著では更に「カルマ的な数字」として、カルマ数(特性数・欠落数)・ハート数(母音数)・意

思数(子音数)・成熟数(運命数+人格数)なども取り上げており、人物をより立体的に分析していくことが可能となるに違いない。

 

そして一番最後にある「占星術やタロットとの関係」の項目はページ数としては少ないのだが、占星術やタロットと数秘術との相互関係を理解するには良いコンテンツとなっている。

 

本著は先にも書いたが、思わぬ所で一神教的な表現やスピリチュアリズムな解説に遭遇する為、抵抗感を感じる人もいるかも知れない。

 

しかしながら、グラビアの多い本著は初心者〜中級者が数秘術を理解するにはとても良い本である。またそのサイズも持ち運ぶのに大変便利である為、数秘術を叩き込むには持って来いのツールかも知れない。

 

 

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