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名前で運命のすべてがわかる数秘術

名前で運命のすべてがわかる数秘術
たるみ かおる

幻冬舎 2007-10
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 【名前で運命のすべてがわかる数秘術

(Carol Adrienne著・たるみ かおる訳/幻冬舎刊/2007)

 

2008.8.16 レビュー

 

以前このコーナーにて紹介した「数秘術 マスター・キット―あなたの魂に刻まれた運命を読み解く」の著者が、独自のゲマトリア(氏名をアルファベットに置き換え、文字ごとに割り振られた数字へと更に置き換える方法)を本著にて公開している。

 

「バーズ・アイ・グリッド」と命名しているこの方法は、通常のゲマトリア変換とは大きく異なる。

名前をアルファベット(ヘボン式等)にし、それを数値変換(ゲマトリア化)する事は従来のものと変わりが無いのだが、算出された数字を合計せずに1〜9の各数字の出現頻度によって、その人物の性格・行動様式等を占断するのだ。

 

3  6  9

2  5  8

1  4  7

 

具体的には上記の様なグリッド(バーズ・アイ・グリッド)を作成し、ゲマトリア変換後の各数字の出現個数を上図に反映させる事から始める。

例:「1」が3つ出現⇒上図の「1」の箇所に○を3個重ねるように印をつける

 

そしてその中から、一番○印のついている数字(パッションナンバー)と、全く○印のついていない数字を確認する。

更に縦・横・斜めの計8本のラインのうち、ライン上で一番○印の多いライン(フォーカスライン)を確認、そしてその「フォーカスライン」の中で一番○印の多い数字を見つけ、フォーカスラインごとの「タイプ」に分類するのだ。

 

例えば、123のラインは「表現者のライン」であり、更にその中では「2」に一番○印がついている為、「芸術家タイプ」となる、という具合である。

 

ちなみに、上記の「パッションナンバー」は通常の数秘術における「運命数(ライフパス・G-type Numerologyでは「基数」)」とほぼ同等のものと考えて良いだろう。

欠けている数字はそのままその数字の象意がその人物の人生の課題として表されている。

 

・・・とこのように、生年月日が不明であっても氏名だけでかなり細かく性格判断が出来るようになっているのは、非常に興味深いし使い勝手が良いシステムと言えるだろう。

 

また各タイプごとの基本性格やキャリア、短所や恋愛・家族に至るまで細部に渡り説明し、的確なアドバイスも記載されているので、人生設計のヒントとなるかも知れない。

本著の最後には古今東西の著名人をこのシステムにて占断し、性格等のチェックを行っている。

 

ただしこのシステムの場合、「Ida Ai(イダ アイ)」という非常に短い氏名の場合などは、占断しにくくなってしまうし、日本人の場合どうしても氏名に「a」や「i」が多くなり、出現数字に偏りが出てしまう為、万能のシステムとは言えないかも知れない。

 

しかしながら氏名だけで占断できる本著のシステムは、数秘術の更なる可能性を示してくれているのではないか、と大いに感じる次第である。

 

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