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数秘術―数のパワーが運命を変える! (開運ブックス) |
【数秘術―数のパワーが運命を変える! 】
（やました やすこ著／説話社刊／2001）
2008.5.31 レビュー
「これぞフツーの数秘術本！」
・・・読んでみて私はそう思ってしまった。勿論（もちろん）良い意味で「フツー」なのである。
著者のやました やすこ氏は女性誌の占い特集などの執筆活動も行っているライターなだけあり、スッと頭に入るようなわかりやすい文章で、数秘術の有益性を実感させてくれるのだ。
前半では誕生数・ペルソナ数・ハート数・表現数などをそれぞれ1〜9、11、22の数字ごとに
丁寧に解説し、現実の生活感に近い形で表現してくれている。
また健康運やヒーリング法など、ストレス社会への対処法も、数秘術的解釈で説明されている。
誕生数で見る人間関係の相性やハート数で見る結婚の相性、更に表現数で見る仕事の相性も事細かに記載されており、ついつい友人・知人・同僚との相性を診断してしまう事請け合いである。
後半では人生を俯瞰（ふかん）的に見渡せる「フォーピークス」や、人生における障害を表す「カルマ数」、更に人生の使命を知ることの出来る「ピタゴラスの矢」、そして思考・感情・体感・直感それぞれの特性を理解する「バランス数」など多角的な診断も可能な様々なコンテンツが用意されている。
また、毎年・毎月の運勢診断も可能であり、割と贅沢な「フツー」の数秘術本なのである。
そして最後に上記コンテンツの総てを用いて行う「総合リーディング」を試みており、
マザー・テレサ、ダイアナ妃、ジョン・レノンの鑑定も行っている。
「カルマ数」のところであからさまに「前世」の概念を打ち出しているが、昨今のスピリチュアルブーム下ではそのような構成でも致し方無いのかも知れない。
しかし上記の点を除いても、このストレスフルな社会に生きる我々にとってより良い人生を選択していくための有益なツールとして、この本は大いに活用出来るのではないだろうか。
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